「試合で一度に2、3ポイント連続で取られてしまい、立て直せずにそのまま負けてしまうことが多いです」
連続失点は、誰にでも起こり得ることです。大事なのは「連鎖を断ち切る」こと。焦って取り返そうとするほど悪循環に陥ります。実は、ポイントを連続で取られるのは、技術の問題というより「対応の仕方」の問題であることが多いのです。
この記事は、実際に寄せられた学生からの相談をもとに、試合でそのまま使える立て直し方を、4つのステップで解説します。
① まず一旦下がる
連続で取られたら、すぐに1歩、2歩下がって距離を取り直してください。
無理に前で戦おうとせず、相手の攻撃を一旦いなすイメージです。これだけで相手の勢いを止め、自分の頭を冷やすことができます。
しっかりと粘ることが大事です。相手のアタックに対して対処し過ぎようとすること自体が、すでに相手のペースです。そして下がりながらも、プレッシャーだけはかけるのを忘れないでください。
② 相手の剣に反応しようとし過ぎない
相手の剣先ばかり追いかけると、相手にとって都合よく後出しジャンケンができる体制になってしまいます。
剣に対処しようとし過ぎず、まずは観察すること。もしくは、自分から仕掛けられるタイミングを見計らうことです。相手は勢いづいている状態なので、後手に回ることだけは避けましょう。
③ 呼吸を整えるために時間を使う
これが一番大事です。ポイントの合間に深呼吸を入れる、またはタイムを請求して息を整えてください。息が荒くなっていると判断力が落ち、余計にミスが増えます。
「今、息を整える時間だ」と自分に言い聞かせて、必ず1回深く息を吸って吐く習慣をつけましょう。
✔ 立て直しの合図 → ポイントの合間に深呼吸を1回入れ、「今は息を整える時間だ」と切り替える
④ 取られた原因に集中する
呼吸が整ったら、次に「なぜ取られたか」をシンプルに振り返ります。
距離が近すぎた
足が止まっていた
相手のフェイントに反応しすぎた
など、1つだけに絞って次のポイントで修正してください。全部直そうとせず、1つだけ変えるつもりで臨むと効果的です。
連続失点した時は「取り返す」のではなく「連鎖を止める」モードに切り替える。これだけで試合の流れは必ず変わります。
一旦下がり、息を整え、1つだけ原因に集中する。この流れを試合で繰り返せるようになると、強い選手に一歩近づきます。
DECについて
DECは、練習環境を整え、最新の知識や情報を得られる場として、選手や親御さんに活用いただいています。連続失点の対処法をはじめ、試合中のメンタルや具体的な技術についても、日本代表の視点でサポートします。練習会では、実際にこの立て直し方をロールプレイング形式で練習することもできます。気になる方は気軽にご相談ください。
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