「練習ではできるのに、試合になると体が動かない…」

そんな経験、ありませんか?

これは日本代表選手も通ってきた、フェンシングあるあるの壁です。原因と対処法を一緒に整理してみましょう。


① 「失敗=負け」という恐怖が体を硬くする

フェンシングは格闘技であると同時に、メンタルスポーツでもあります。

練習では試している技でも、試合では「失敗=負け」に繋がるから、技を出すのが怖い…

だから無意識に動きが硬くなったり、大振りになったりします。

  • 足が止まる

  • 手だけで突く

  • 距離が合わなくなる

これは技術の問題だけではなく、心理の問題でもあります。


② 相手も同じく緊張・力が入っている

練習中は、お互い余裕がある。

だけど試合では相手も勝ちに来ているし、自然と動きが変わります。

プレッシャーがあるほど力を発揮するタイプの人もいます。

動きが変わるのは自分だけじゃない。それを理解しているかどうかで、作戦も変わります。


③ 試合の組み立てができていない

技術面では、これが最大の原因だと考えています。

普段の練習で、15本勝負はしていますか? 5本勝負を流してやっていないですか? 時間を意識して練習していますか?

普段の練習で意識していないことを、試合で急にやることはできません。

練習で試したり、ラフにやることも大事ですが、試合を想定して1本ずつ「なぜやられたのか?」を考える時間を取ったり、5本勝負でも試合のように時間を使うことを意識してプレーすると、試合でもそれが活きてくるはずです。


対処法

現役日本代表の視点からすると、以下の3点が特に大事だと考えます。

  • 試合でこそ、失敗を恐れない

  • 試合で出せない技は、まだ練習不足

  • 試合のために、意識した練習をする

具体的には、こんな練習を取り入れてみてください:

✔ 練習でもスコアを気にする →「何となくやる練習」から「1本の重みを意識する練習」へ

✔ 勝ちパターンをひたすら反復する → 試合で"無意識に出せる技"を増やすのが目的

✔ 負けパターンも出し方を変えて試す → 封印するのではなく、改良して使える技に育てる

✔ リード・ビハインド状況を再現する → 点差がある場面での判断力を練習から鍛える

✔ 格上相手に攻め続ける練習をする → プレッシャーのかかる環境に慣れることで、試合での萎縮を減らす


DECについて

今回紹介した内容は、DECでも実際に取り上げているテーマです。

「もっと具体的に聞きたい」「自分の場合はどうすれば?」という方はぜひご参加ください!