「試合で相手との点差がなかなか離れなくて、取り返そうと後半に攻め急いでやられることが多いです。動画を見返しても『ここで焦ったな』くらいしか分からなくて…」
接戦が続くと焦りが出て、後半に崩れてしまう。これは多くの選手が経験することです。ただ、点差が離れないことにも、後半に崩れることにも、実は共通した原因があります。その多くは「相手の心理を読めていない」部分にあります。
この記事は、実際に寄せられた選手からの相談をもとに、接戦を安定して戦うための考え方を、3つの視点から解説します。
① 相手のアタックに対する自分の反応パターンを見る
まずチェックしてほしいのが、次の2つのパターンです。
相手がアタックしてきた時に「引いてパラードしようとする」→ そのまま負けている
自分から出て「前パラードしようとする」→ 距離が詰まって負けている
当てはまる場面が多いのではないでしょうか。
大切なのは、突かれた瞬間ではなく、その直前の自分の足の動きと相手との距離感です。動画を止めて見てみてください。引くタイミングが遅いのか、前に出る判断が早すぎるのかが見えてくるはずです。
② 勝っている時の「力み」と「2点差」の使い方
リードしている時に、打点を狙いすぎて力んでしまうことはよくあります。より余裕を持って、ピスト全体を使うことが大切です。
相手のパターンが「取られる→すぐ攻めてくる」という一貫したものなら、追いつかれた後は前で戦う覚悟で問題ありません。一方で、2点離した時は、無理に自分から狙いに行くのではなく、相手を誘い出してエンドライン側で取るイメージに切り替えると安定します。
③ 相手の「攻めっ気」と「逃げ気味」の見分け方
相手の状態を見分けられると、取るべき技術が変わってきます。
相手が逃げ気味で攻めっ気MAXの時 → アタックが迷っているため、こちらのパラードが入りやすい
相手が一点を前で取りに来ている時 → コントルパレを狙うと距離が詰まって不利になりやすい
だからこそ大事になるのが、次の3つです。
エンドラインでしっかり取る技術
前でタイミングよくパラードを取る技術
全体の試合運び(相手も焦っていることを理解して、焦らず待つ)
✔ 動画を見返すとき → 「点差が動いた瞬間」を繰り返し見て、「この時自分は何を狙っていたか」「相手はどんな気持ちだったと思うか」を想像しながら分析してみてください
点差が離れない時こそ、「同じ場面になったらどう動くか」を1回1回決めて見るクセをつけましょう。その積み重ねが、試合で活きてくるはずです。
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