「自分の試合を動画で撮って見返しているのですが、結局『ああ、突かれたな』『あそこで行けばよかったな』と思うだけで、次にどう活かせばいいか分かりません。動画を見る時、どこをチェックすればいいのでしょうか」
自分の試合動画を撮って見返すのは、とても熱心で素晴らしい習慣です。自分の姿を客観的に見ることは、上達への一番の近道になります。ただ、漫然と動画を眺めているだけでは、本当の課題は見えてきません。
この記事では、試合動画のチェックについての選手からの相談をもとに、動画を分析する時にチェックしたい「3つの視点」を紹介します。
① 「ランプ」ではなく「その5秒前」を見る
つい灯ったランプ(得点)に目が奪われがちですが、大事なのは「突いた・突かれた」の5秒前です。
自分がアタックに行く直前、相手はどう動いていましたか?逆に、自分が突かれた時、相手にどんな「予兆」がありましたか?
ポイントの「結果」ではなく、そのポイントが生まれることになった「原因」を特定することが、分析の第一歩です
② 自分の「足」と相手の「足」の間隔を見る
フェンシングは剣の競技ですが、勝負は距離と足でも決まります。
チェックポイント:自分が突かれた瞬間、足が止まっていませんでしたか?逆に、突いた時は相手が止まっている時ですか?
剣先が届かなかったのは、足の運び方が悪かったからだったりします。アタックオフェールを打つにしても、大事なのはどこから出たかです
③ 自分の「負けパターン」の共通点を探す
1試合の中で、似たような取られ方をしていることがよくあります。
「フェイントに引っかかってコントルされた」「相手が下がったところに突っ込んでパレをもらった」など、失点の共通点を探してください
それが今の「癖」であり、克服すべき課題です。逆に、得点シーンに共通点があれば、それが今の「勝ちパターン」になります
動画を見る時は、とにかく何回でも同じ場面を繰り返し見てみてください。「あ、ここで自分はこう判断したんだな」という脳内の作戦会議を振り返る作業が、次の試合の戦術に直結します。
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「動画を見たけど、やっぱり改善策が分からない」「プロの視点で自分の弱点をズバッと指摘してほしい」という方は、ぜひ練習会にお越しください。日本代表の視点で、しっかりとお答えします。一緒に強くなりましょう。
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