「憧れの海外選手のスタイルを真似したい!」

そう思ったことはありませんか?

好きな選手のプレーを研究し、自分のスタイルに落とし込もうとする姿勢は、フェンシングの上達において非常に大切なアプローチです。

今回は、イタリアのエペ名手・ガラッシ(Valerio Galassi)選手のスタイルを題材に、その強みと、今日から取り組める練習ポイントを解説します。


① ガラッシの「天才的」な強みと特徴

ガラッシ選手のフェンシングは、一見すると隙があるように見えて、実はすべてが計算されています。

強み: ポイントの正確性が抜群で、技の選択肢が非常に多い。さらに、予想外の展開になっても咄嗟の機転で対応できる「即興力」が凄まじいです。

特徴: あえて隙(ターゲット)をさらけ出して相手を誘い、腕の前後運動とターゲットの上下を組み合わせて翻弄します。そして何より、ディスタンス(距離)の取り方が絶妙で、とにかく我慢強い。

相手からすると「行けそう!」と思って突っ込むと、すべて術中にハマっている……そんな怖さのある選手です。


② 今日から真似できる「ガラッシ流」練習ポイント

いきなり全部を真似するのは難しいですが、以下の3つを意識するだけでプレーの質がガラッと変わります。

「バッテ→フェイントアタック」を基本にする

常に「自分から触りに行く、フェイントを入れる」姿勢を見せつつ、相手が我慢できずに突っ込んできたらコントルでコテ(手首)を狙う。それを外しても、すぐにオクターブへ繋げるコンボを体に染み込ませましょう。

あらゆる角度からの「コテ突き」を磨く

ガラッシ流は手首への精度が命。普通に構えた状態だけでなく、「剣を上げた状態」「下げた状態」からでも正確にコテを突けるように練習してみてください。これができると、相手はどこに剣を置いても安心できなくなります。

「腕を引きながら」前に出る練習

相手の肩や足を狙うフリをしながら、あえて腕を引きつつ前に出ます。相手が「チャンス!」と出てきた瞬間、コントルかパラードを選択する。そこから真っ直ぐアタック、もしくは足突きでトドメ。これがガラッシスタイルの核心です。


③ 自分の性格と「我慢」を掛け合わせる

ガラッシの真似をする上で一番大切なのは「我慢強さ」です。自分から仕掛けているようでいて、実は相手をじっくり観察している。

具体的には、こんなことを意識してみてください:

✔ 憧れの選手の動画を繰り返し見て、まず「リズム」を体で覚える → 技の細部より先に、間合いと緩急のテンポを真似ることから始める

✔ 「焦って突っ込む」のを一度やめてみる → 「誘って、待って、正確に仕留める」という流れを練習の中で意識する

✔ 自分の性格にガラッシの要素を「足す」イメージで取り組む → 完全な真似ではなく、自分らしさとの融合を目指す


DECについて

「あの海外選手のあの技、どうやってるの?」「動画を見て、自分のスタイルに合うプロの技を教えてほしい」

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